着物は生活と思いで

亡き母が箪笥三つ分全部着物で占領していました。
時代が戦後で物のない時代に頂いたり譲られたりが多く、本人も着物好きでちょこちょこ買っていたみたいです。
その分思い出も自分のに限らず、人の思い出もあるから好みじゃない着物を捨てる事は出来ないと
大切にして、時々二階の部屋全部使って着物の入った引出を並べ虫干しをしていました。
足の踏み場がなく間違って着物に足突っ込んで転んで怒られました。

私にも子供の時結婚式用に着物を買ってくれました。
本当に女の子なピンクと蝶の雅な物で、もともと男の子っぽい物を好んでた私は
写真で違和感を感じると言わんばかりの顏をしてました。
ちなみに参列者でこの着物着た私が今まで男の子だと思ってて、やっと女の子だと解った人がいて
「ずっとその着物着てろ」と言われました。

着物もある程度色あせてしまい、でも柄も良い柄で残ってる物は裁断し、
母お手製の学校で使う巾着袋となりました。
何でも手染めの物でしっかり柄が残ってる物は目立つらしく
「京都のお土産?」とたまに聞かれました。
生地もしっかりしてるし年月はかなり経ちますがいまだに現役で使っていますが
一度も破けたり穴が空いたりしてない強靭な着物布に感心します。

日本の伝統物の代表格の着物ですが、どうか長く続いてほしいです。